そもそも手書きのPOPのメリットとは・・・
①目に留まりやすい(アイキャッチ効果が高い)
②書き手の気持ちが伝わる(温かみが感じられる)
③紙とペンがあればすぐに書ける
(PCを立ち上げる必要がない、5分でも書ける、失敗してもすぐ書き直せる)
ということが言えるでしょう。
でも、ペンだけで書かれたものよりも、さらに視認性(アイキャッチ率)が高いのが「筆で書かれた文字」です。
筆ペンPOPは書道ではないので「達筆」である必要はなく、字の上手下手は関係ありません!
いくつかの書き方のポイントさえ押さえれば、どなたでもその人なりの味のある筆ペンPOPが書けるようになります。
言ってみれば「ヘタウマな感じ」で良くて、それが書いている人の「個性=味」になって心の伝わるPOPになるんです!
さあ、それではまず、筆ペン文字を書く時のポイントを4つ!
※この4つのポイントの覚え方
あ(頭でっかち=逆三角形)み(右下がり)ひ(一筆目太く)め(メリハリ太細)
略して「あみひめ」です。覚えておいて下さいね!
では、さっそく筆ペンで書いてみましょう!
はい、ここまでいかがでしょうか?
筆ペン独特のタッチや線の出方に慣れましたか?
特に、太い線を書く時にはペンを倒すと穂先がべったりと紙につき、細い線を書く時にはペンを立てると穂先の先端だけが紙につきます。
この感覚をご自身でつかんでおくと太い細いのメリハリを出せるようになります!
では、ひらがなを書いてみましょう
※ココでもう一度ポイント4つ「あみひめ」を思い出しながら書いてみましょう!
あ(頭でっかち=逆三角形)み(右下がり)ひ(一筆目太く)め(メリハリ太細)
続いてカタカナを書いてみましょう
カタカナは「かど」のある文字が多いですが、「かど」を丸くカーブさせるようにすると、柔らかい文字になります。
(例「ア」「ウ」「カ」「ク」「コ」「ス」「セ」「タ」「ヌ」「ネ」など)
プライス表示に必要になる数字、そしてアルファベットも練習しておきましょう
「6」「8」「0」「O」「Q」などの「まる」部分は一筆で書こうとすると太さがきれいに揃いませんので、一回で書かずに、左半分→右半分など2回に分けて「まる」を書くとキレイに書けます。他の文字も書きずらい場合には、2回に分けて書いても大丈夫です。
はい、ここまでお疲れさまでした!
だいぶ筆ペン文字を書くことに慣れてきて、ご自分なりのコツをつかめてきて書くことが楽しい!を感じる方もいることでしょう。
「えっ、、、まだ、全然ダメ、、、涙」と思う方
「やっぱり私、センスないからだ、、、」と思う方
「もともとお習字苦手だからやっぱり書けないわ、、、」と思う方
はい!ココであきらめないで!!
もう1回こちらを読んで!!
あきらめずにぜひ書き続けてみてください!もう少し練習してみてください!
ひらがなに飽きたら、ご自分の名前でもいいです。新聞や雑誌のキャッチコピーなど気になる言葉を筆ペン文字で「あみひめ」意識して書いてみてください。
とにかく、書いて、書いて、書きまくってみてください!
きっと筆ペン文字を書く楽しさに気づく時が来ますよ。
「お、私の字、ちょっとプロっぽくない⤴?」
「あ、なんとなくそれっぽくなってきたかも♪」
そんな自己陶酔、自己満足が大切。
そんな風に思えたら自分の字の殻を脱げた証拠かもしれません。
まじめな方ほど、自分の字に無意識のうちに固執してしまっていて、お手本のような字が書けない方が多いようです。
そういう方は、これは文字ではなくイラストを描いているんだ!という感覚で
「ふわふわ」「ゆるゆる」「のびのび」「だらだら」
(←ここでもオノマトペは有効です)
そんな気持ちで力を抜いてリラックスして書いてみることをおススメします。
女性は「ゆるふわ」っていう言葉に弱いです…文字も「ゆるふわ」してみてくださいね♪
さあ、ここからは実際のPOPでよく使われる言葉を書いていきます
【漢字交じりの言葉を書く時のポイント】
①画数が多い文字は、無理に太い線を書かない(文字つぶれにならないようにする)
②ひらがなは漢字より小さめに書くとまとまりやすい
③まっすぐに書けなくても気にしない
(曲がっても味がでるし、ラインを引くとまっすぐ見える)
続いて、ギフトに添えるメッセージの言葉を書いてみましょう
これはお店でラッピング商品を販売する際に添えるカードやタグにすることも出来ます。
市販されているメッセージカードやタグなどもありますが、お店オリジナルのものがすると価値観が高まります。
カラーペン等でラインやイラストを添えるとより華やかになりますね。
これでステップ2~筆ペンPOPの書き方~は修了です。お疲れさまでした!
筆ペンPOPクリエイターへの道も半分越えてきました。
この調子で次のステップ3~台紙デザインのヒント~に進んで筆ペンPOPを完成させましょう!